創作たこ感謝込め 「へび」高く舞え…函館の梅谷さん

update 2012/12/12 09:55


 函館市山の手在往の元高校教諭で、1976年から干支(えと)のたこを制作している梅谷利治さん(83)は、2013年の「巳(蛇)」を題材にした「合掌天蛇(がっしょうてんじゃ)」を完成させた。来年1月5日午前11時から緑の島(大町)で開く新春たこ揚げ会などで披露する予定。

 梅谷さんは60年から函館東高校で美術を教え、教材として創作たこ作りを取り入れた。88年に退職後もライフワークとして続け、作品は国内外で展示されている。

 「合掌天蛇」はポリエステルシート製で、一つの長さは約4b。ヘビは優しい表情で、「合掌」「愛」などの文字が貼られている。  最近に右肩を痛め、作業は難航した。「長い間たこづくりを続けられたのは、許してくれた家族、広めてくれた仲間、そして忘れてならないのは、たこ揚げができる平和を作ってくれた先人の努力のおかげ。だから中途半端なたこは作れない」と話す。

 たこは今月27日から来年1月12日まで、市地域交流まちづくりセンター(末広町)で展示される。

 「蛇」を手掛けるのは4度目。79年は長さ約30bの「北海大蛇(ほっかいだいじゃ)」、91年は中国のたこ揚げ大会で特別賞を受賞した「合格蛇」、2003年はミニカイトにした「開運蛇」で、新年の空に舞い上げてきた。

提供 - 函館新聞社


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