第1回函館音楽祭で音色共演

update 2012/11/26 10:12


 地元の音楽愛好家や国内外で活躍する演奏家らが出演する「第1回函館音楽祭」(同実行委主催)が25日、函館市芸術ホール(五稜郭町)で開かれた。ピアノソロからオーケストラ演奏まで多彩なプログラムで来場者を楽しませた。

 函館在住のピアニスト・類家唯さん(27)が企画し、音楽仲間に呼び掛けて実現したもの。本年度の日本音楽コンクールで1位に輝いたバイオリニストの会田莉凡(りぼん)さんら、一線で活躍する若手演奏家と、地元で活動する愛好家で結成した「函館音楽祭記念オーケストラ」など意欲的な試みが特徴。

 プログラム前半は類家さんがショパンの「ノクターン1〜3番」をソロで演奏。類家さんと会田さん、チェロの水野由紀さんによるメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏第1番」では、華麗で情熱的な共演が繰り広げられた。

 後半は類家さんがチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番に挑戦。関西を中心に活躍する山田俊介さんが指揮するオーケストラの響きをバックに、繊細かつ力強いピアノのタッチで、ロシアロマン派の世界を形作っていった。

 オーケストラによるシベリウスの「フィンランディア」を挟み、ラストは函館在住の声楽家・佐藤朋子さんを迎えた「Stand Alone」で、音楽祭は感動に包まれながら幕を閉じた。

提供 - 函館新聞社


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