大間原発建設再開「反対」 市役所周辺でデモ

2012/10/6
 大間原発(青森県大間町)の建設再開問題で、函館市民らが5日夜、あんどんを持って市役所周辺をデモ行進、電源開発(東京)への怒りをあらわにした。

 市役所周辺で毎週金曜夜に繰り広げられる脱原発を目指すデモ(通称・デモ金)で、建設再開後は初めて。約70人を前に、呼び掛け人の一人、ピーター・ハウレットさん(57)は「大間から日本、世界の原子力の矛盾が見えてくる。止められるかどうかは私たちの行動に掛かっている」と語気を強めた。

 市内谷地頭町の編集業、加納諄治さん(65)は「原子力規制委員会の新基準ができるまで、建設を待つというのが常識だ。造っても(審査に適合せず)止まるのならば、建設費が無駄になる」と批判した。

 参加者は「大間原発はいらない」「市長の凍結宣言応援します」などと掛け声を上げ、対岸から反対し続けることを誓った。

提供:函館新聞社

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