ふくしまキッズ、元気に道南入り

update 2012/7/25 10:10


 放射線の影響に不安を抱える福島県内の子どもたちを対象とした自然体験活動「ふくしまキッズ夏季林間学校」に参加する子どもたち122人が24日、道南入りした。大沼ふるさとの森自然学校(七飯町東大沼294、流山温泉)を拠点に8月21日までの間、最長3週間活動する。子どもたちは長旅の疲れも見せず、元気な姿でJR函館駅に降り立ち、初日の宿泊先へと向かった。

 福島第一原発事故の影響で、屋外での活動が制限された同県の子どもたちに伸び伸びとした時間を過ごしてもらう取り組み。学校の長期休暇の間に実施し、2年目の活動を迎えた。道内外のNPO法人などで実行委員会(進士徹実行委員長)を構成し、国内外からの寄付金で活動費をまかなっている。

 同県から引率した副実行委員長の吉田博彦さん(60)は「昨年はマスク姿の子どもたちを送り出す親たちにも悲壮感があったが、今年は明るいムードだった。5年間の継続を掲げた事業の目的、意義は少しも変わっていないが、ここでできた仲間、経験が子どもたちのプラスになっていると実感している」と話していた。

 福島市から来た小学5年生の中山拓海君(11)は同級生と一緒に参加。「移動は疲れたけれど、これから川遊びをしたりするのが楽しみ」と話していた。

 流山温泉を拠点にする活動するグループに先立ち、23日には全道各地でホームステイなどをしながら旅行する参加者の第一陣が函館大沼プリンスホテルに入り、旅行の準備を進めている。

提供 - 函館新聞社


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