ルネサスが函館工場を譲渡・閉鎖対象に 

update 2012/7/4 10:22


 【東京、七飯】業績不振に陥っている半導体大手のルネサスエレクトロニクス(東京)は3日、生産拠点の再編を柱とする再建計画を発表した。国内18工場のうち、七飯町にある子会社のルネサス北日本セミコンダクタ函館工場を含む10工場を譲渡・閉鎖の対象にした。一方、約600人が働く函館工場を抱える地元七飯町からは存続を願う声が上がった。

 同社が発表した計画では、国内の生産拠点を再編し、事業効率を高める。函館工場では自動車向けの集積回路(IC)チップの組み立てを行っている。当面は操業を続けるが、同社では「今後3年をめどに他社への譲渡か閉鎖かの結論を出す」とした。

 さらに、同社と連結子会社の従業員から早期退職希望者を募る。5000人規模での応募を見込んでおり、再就職支援などを行う。

 函館工場の前身は、1970年に神奈川県で創業した「日立釜屋電子」。73年に七飯町中島に約3万平方bの用地を取得し、74年に操業を開始。77年には本社を同町に移転した。町は同年以降、同社周辺を工業団地として整備。現在、食品製造業や金属製造業など約40社が立地するなかでも同社は中核的な存在だ。町内のみならず、函館圏域の雇用の場としても寄与してきた。

 町商工観光課は「現時点で詳細を把握できていないのでコメントはできないが、4日以降、ルネサス側に確認したい。町内から150人、全体で600人の雇用の場ともなっており、町にとっても歴史がある工場」とする。中宮安一町長は「(合理化策は)会社の考えることだが、何とか存続してほしいという思い。どんな形であっても稼働を継続していただきたい」と述べた。

提供 - 函館新聞社


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