新駅開業 青森から学ぼう

update 2012/6/5 12:16


 函館商工会議所や市などの関係団体でつくる北海道新幹線新函館開業対策推進機構は7月から、青森県の観光関係者らを講師に迎え、まちづくりの担い手養成講座を開講する。一昨年に新青森駅が開業した同県での先行事例を学び、2015年度の新函館(仮称)開業に向けた機運の盛り上げとともに青函両地域の連携を強めていく考え。同機構は現在、受講者を募集している。

 講座は「新幹線開業はこだて魅力創造ゼミナール」(通称・はこゼミ)と題し、7月11日から来年3月22日までの計12回開催。市内在住・在勤者で、地域の魅力づくりに興味のある人を対象に行う。

 講師には、大間町のまちおこしグループ「あおぞら組」の島康子さん、県内唯一の観光カリスマとして活動する津軽地吹雪会(五所川原市)の角田周さんをはじめ、同県内で観光振興に奮闘している10人を招く。

 はこゼミでは新青森駅開業に合わせ、現青森駅周辺にオープンした観光施設の取り組みや、市内の市場で提供しているご当地グルメ「のっけ丼」の成功事例、B級グルメを活用したまちおこしなどについて理解を深めてもらう。10月には青森への宿泊研修も行う予定。

 同機構が商工会議所の全会員事業所を対象に行ったアンケートでは、回答者の約6割が新函館駅開業に期待する一方、開業に備えて事業計画や経営強化策を見直した事業所は5・7%にとどまる。同機構は「函館の人は青森での取り組みを知らない。最も身近な青森の熱意ある取り組みを学ぶことで、函館の底上げにつながれば」と話し、受講を呼び掛けている。

 申し込みは通年参加する本科生(定員30人)と、1回ごとに受講する聴講生(受講料1人1回500円)の2種類で受け付けている。本科生は25日締め切り。問い合わせは商工会議所内の同機構TEL0138・23・1181。

提供 - 函館新聞社


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