WAKOビル建て替え計画

update 2012/1/26 10:45


 函館市若松町の商業施設WAKOビルを運営するNAアーバンデベロップメント(布村隆二社長)が、同ビルを建て替える意向であることが25日までに明らかになった。駅前・大門地区の活性化を目標に、マンションと商業施設の複合施設とする計画。現在マンションの誘致活動を進めており、規模などは未定だ。

 同ビルは1968年に開業し、商業施設として市民に親しまれてきた。地上7階地下1階で、1フロアの面積は約990平方メートル。敷地面積は約1650平方メートル。現在15の商業施設や博物館施設、子育て支援施設などが入居するが、建設から約45年が経過し、設備面などの老朽化が課題となっていた。

 同社によると、ビルの再開発は4年ほど前から計画。「駅前を元気に」(布村社長)との考えから進めており、計画の詳細は27日に開催予定の中心市街地活性化協議会の第2回総会で公表する。

 マンションの誘致は、交流人口を増加させようと発想した。布村社長は「居住者が増えると自然に人通りが増加する」と期待する。

 ただ、新たなビルの規模や住宅の戸数など詳細は未定で、建て替え時期も決まっていない。既存ビルの取り壊しから新ビルの完成まで数年を要する見通しであることから、現在のテナントが継続して入居するかは同社とテナントの双方の話し合いで決定する。

提供 - 函館新聞社


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