ミツバ出荷最盛期

2011/12/24
 【知内】年末年始の料理に欠かせないミツバの出荷が、知内町で最盛期を迎えている。町みつば生産組合(中村敏雄組合長、7戸)では年内に9トンの収穫を見込んでおり、函館や札幌、東京に出荷。独特の豊かな香りが暮れから正月の食卓に彩りを添える。

 同組合では20日から収穫と出荷作業を始めた。町重内の笠松彰さん(62)のビニールハウスでは22日に収穫がスタート。ビニールハウス2棟で栽培し、28日までに1dを出荷する予定だ。

 長男の剛久さん(37)ら2人が40センチほどに成長したミツバを丁寧に刈り取り、別のビニールハウスでパートの主婦ら12人が水洗いや選別を行った後、40グラムずつに分けて包装していった。

 6月末に畑に種をまき、11月に根をビニールハウスに移し、徹底した温度管理で栽培する。剛久さんは「例年並みの出来。今年は気温が低かったので、温度の調整が大変だった。季節ものなので収穫はこの1週間が勝負」と話す。

 ミツバは雑煮や吸い物、鍋に入れるほか、おひたし、胡麻和えにして食べるのもおいしいという。

提供:函館新聞社

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