函館短大付設調理師専門学校の石川さん料理コンテストで全国特別賞

2011/12/20
 総菜アイディア料理を競う「ミートデリカコンテスト」全国大会(全国食肉協同組合連合会主催)で、道代表として出場した函館短期大学付設調理師専門学校の石川尚弥さん(25)が審査員特別賞を受賞した。同校からの受賞は今回初めて。石川さんは「制限時間内で作り終わるか不安だった。自分が選ばれるなんて思ってなかったのでとてもうれしい」と喜んでいる。

 コンテストは今月3日に東京の武蔵野調理師専門学校で開かれ、地区大会を突破した全国の代表36人が出場。料理は国産食肉と地域食材を材料に、制限時間1時間以内に総菜1品を作りあげる。

 石川さんが考案したレシピは、チーズを牛と豚の合いびきで包み、道産ジャガイモを千切りにした衣をまとわせた「じゃがいも衣のメンチカツ」。丸さとトゲトゲしたイメージを同居させたという、インパクトあるフォルムは直径9センチほどの大きさ。「衣のサクサクした食感にこだわった」とポイントを強調する。

 授業で習得したそうめんを衣にした料理をヒントにレシピがひらめき、11月ごろから試作を重ねてきた。火の通し方や形の大きさなど、教員のアドバイスを受けながら、「形を崩さず、衣をきれいにあげるのが難しかった」と苦労を振り返る。

 大会当日は設備の違いにとまどい、時間内に仕上げられるか不安だったと言いながらも、制限時間いっぱいかけて料理を仕上げた。作業手順や味、見た目などが審査対象となり、石川さんは五人に与えられる審査委員特別賞の一人に選ばれた。改行 「地域特有の食材や調理方法などアイディアを学ぶことができた。受賞できとてもうれしい」と喜び、「いつか函館でカフェを開くのが夢です」と語っていた。

提供:函館新聞社

ニュース一覧へ戻る



函館ニュースヘッドライン



(C)e-HAKODATE