餌求めサル白熱 函館市熱帯植物園にツリー設置

2011/12/18
 サルも木から落ちる?−。函館市熱帯植物園(湯川町3)は17日、同園サル山に、クリスマス時期に合わせ「モンキーツリー」を設置した。90匹以上ものサルがツリーに投げ込まれた餌を求め、熱い戦いを繰り広げた。

 ツリーは高瀬環境緑化(赤川町)が寄贈した高さ3メートルのトドマツ。枝葉に絡まった餌を求めるサルの行動を楽しんでもらおうと、同園を管理・運営するNPO法人函館エコロジークラブが初めて用意。来場者には150袋限定でパンや米麺を自由に投げてもらった。

 最初、枝葉から餌が落ちてくるのを待っていたサルたちは我慢できずに木に登り始めた。多くが途中でバランスを崩して落ちてしまう中、木登りが得意な数匹は餌を独り占め。口に詰めるだけ詰め込む姿も見られ、来場者の笑いを誘っていた。

 東京から観光で訪れた鈴木昭子さん(29)は「木に上手に登れずに、枝葉から餌が落ちるのを待つサルたちの表情がとてもかわいかった」と話し、夢中で餌を投げていた。

 モンキーツリーは18日、23〜25日も設置する。時間は24日のみ午前11時からで、そのほかは同9時半から。

提供:函館新聞社

ニュース一覧へ戻る



函館ニュースヘッドライン



(C)e-HAKODATE