忘年会ピーク 市内各店にぎわう

2011/12/17
 今年も残りわずかとなり、函館市内でも忘年会がピークを迎えた。1年の仕事の疲れを吹き飛ばそうと、市内各店でにぎわいを見せている。店の形態によって多少違いはあるものの、今週末から22日が最盛期とみられ、「乾杯」の声があちこちで聞かれそうだ。

 「今年1年お疲れさまでした」「来年もまた頑張りましょう」。函館市本町32の「炉 たちか屋」(大渕暁店長)では16日、午後6時過ぎから1年の労を互いにねぎらおうと、にぎやかに杯を交わす来店客の姿が見られた。同店ではよせ鍋やもつ鍋、キムチ鍋が選べる3000円からのコースを用意。大渕店長は「例年に比べ少人数で忘年会を開く客が多い」と話す。

 同市本町34の「天ぷら天八本店」(北越幸子店長)では宴会用のコース「3500円のコースに飲み放題(2時間)1500円を付けるケースが多い」とし、よせ鍋やすき焼きなどが選べるコースが人気。北越店長は「さまざまなことがあった1年だが、揚げたての天ぷらを食べてわいわい楽しんでもらいたい」と話す。

 ただ、今年の忘年会には東日本大震災や不況の影響もちらついている。市内の飲食店では「忘年会の予約状況が鈍い」との声も。

 16日に忘年会を開いた男性会社員(40歳)は「震災や原発事故などいろいろあった。家族や職場の仲間の絆の大切さを感じる」、女性会社員(23)は「こういうときこそ前向きな気持ちが大切だと思う。来年も一致団結して仕事を頑張りたい」と話していた。

提供:函館新聞社

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