北斗市議会 鉄路維持求める決議可決

update 2011/12/14 11:21


 【北斗】北斗市議会第4回定例会は13日、本会議を再開。北海道新幹線開業時にJR北海道から経営分離される江差線五稜郭―木古内間に関し、鉄路維持と沿線自治体の負担軽減を求める決議を全会一致で可決、本年度一般会計補正予算など9件を原案通り可決し、閉会した。決議は15日に、池田達雄議長ら10人が道と道議会に提出する。

 市は並行在来線の扱いをめぐり、10月末に開かれた道南地域並行在来線対策協議会で、道が同区間のバス転換とともに、道と沿線自治体の負担割合を「1対1」とすることに反発している。

 その後、道が道議会の場で鉄道方式を示唆したとして、決議では「道の場当たり的な対応に疑念を持つ」と批判。その上で鉄路維持とともに、道が旧上磯町に示した負担割合「85対15」の実行と、第3セクター鉄道運営に関し、JRに対し最大限の支援を要請することを求めた。

 市は札幌延伸後の函館駅―新函館駅(仮称)間17・9キロの経営分離に関しても態度を保留している。池田議長は取材に対し「道に思いを伝える中で、高谷寿峰市長にも報告し、市長がそれを受けて判断するべきもの」と話した。

 また、可決した議案のうち、一般会計補正予算案は歳入歳出に4億1631万円を追加、総額を216億7886万円とする。新幹線新駅の周辺整備にかかる、施設用地購入費などを盛り込んだ。

提供 - 函館新聞社


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