ガゴメずくめ 介護老人保健施設と特養ホームで昼食会

update 2011/12/14 11:20


 函館市赤川町の介護老人保健施設「もも太郎」と、隣接する特別養護老人ホーム「ももハウス」で13日、デイサービスやデイケアなどの通所者を対象に、ご飯やおかずに函館特産のガゴメコンブを使ったガゴメずくめの昼食が提供された。

 両施設が毎月1回程度企画している特別献立の一環で、ガゴメを使った昼食の提供は初めて。函館地域産業振興財団が発行するガゴメ料理の紹介冊子「がごめレシピ」を参考に、施設の栄養士らがお年寄りにも食べやすいようアレンジした。

 この日は、同財団の職員がガゴメが函館近海でしか取れないことや独特の粘り成分などを説明した後、細かく刻んだガゴメと梅干しを混ぜ込んだご飯や、白身魚のタラの衣にコンブを入れた揚げ物、粉末状のガゴメを入れたみそ汁など5品が振る舞われた。

 料理を味わった工藤ちよさん(89)は「昔々に食べて以来、久しぶりの味。どれもコンブの風味があっておいしい」と次々にはしを進めていた。「もも太郎」の介護栄養主任、川畑久美子さんは「お年寄りにも安全に食べられるよう熱を加えて粘りを抑えた。今後も献立に取り入れたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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