クジラ食べて! 市場などで特売

update 2011/12/10 11:45


 「鯨(くじら)の日」の9日、函館水産物商業協同組合(佐藤止昭理事長)は函館市内の市場やスーパーで、クジラベーコンと塩クジラを2割引きで販売。「年に一度の特売! 正月料理にどうぞ」と売り込んだ。

 道南では、クジラが縁起物として正月に味わう食文化がある。同組合は、地域の食文化を守り、クジラのPRに努めようと5年ほど前から特売を続ける。

 今年は約100店舗が参加し、調査捕鯨のクジラをトナミ食品工業(北斗市)が製造。スライスしたクジラベーコン120グラム計8400袋、塩クジラ250グラム計1500袋を各1袋1000円で並べた。

 はこだて自由市場(新川町1)では「今日はクジラが安い。冷凍してもおいしいからたくさん買って」と売り手の威勢の良い掛け声が響き、市民や観光客が品定めを楽しんだ。

 友人の勧めで自由市場を訪れた埼玉県川越市の高橋真知子さん(69)は「高校まで函館で過ごしていたのでクジラベーコンの味を覚えている。子どものころはすごく高いイメージがあったけど、あの味が大好きで今日は特売と聞いてうれしい」と声を弾ませていた。

 佐藤理事長(60)は「特売は日ごろの感謝。クジラは函館の正月料理に欠かせないもので、この特売を通じて地元の食文化を見直してもらえる機会になれば」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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