野球を通じ復興へエール…被災地の少年団と交流試合

update 2011/8/28 09:56


 【江差】東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県山田町の野球少年24人が27日、江差町民野球場で、地元の子供たちと交流試合を行い、被災地の早期復興に向けたエールを交換した。

 交流試合は、町内の少年野球チーム・江差フェニックス野球スポーツ少年団(出崎雄司監督)と父母会(工藤好明会長)の主催。桧山町村会と桧山振興局による山田町への支援活動を通じた縁で、被災地の野球少年を地域を超えて励まそうと交流を計画した。

 山田町からは、豊間根(及川明監督)と織笠(福士尚一監督)の2つの野球スポーツ少年団に所属する児童24人が来町。桧山管内からは、上ノ国町の上ノ国石崎ヤンチャーズ(工藤秀人監督)、せたな町の大成ベアーズ(石原広務監督)が参加した。

 開会式では、浜谷一治町長と山崎峰男桧山振興局長が選手を激励。新岡大地(江差)、福士剛喜(豊間根)、山屋和真(織笠)、疋田颯(上ノ国)、光銭太郎(大成)の4主将がエールを交換した。山田町の子供たちは「大人は復興に向けて頑張っている。自分たちの力が必要になる時が必ず来る」と復興への決意を表明。震災に立ち向かう子供たちの勇気をたたえ合った。

 江差フェニックスの出崎監督は「地域の垣根を超え、ボールを通じて子供たちが向き合うことができた。野球を通じた縁を大切に、これからも被災地の復興を応援していくことができれば」と話した。

提供 - 函館新聞社


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