被災地でカレー炊き出しへ キッチンカー函館港出発

update 2011/3/25 10:57


 東日本大震災の被災地にカレーを届ける「1万人への炊き出しプロジェクト」を、札幌の企業が企画。調理の機能を担うキッチンカーが24日、道民の気持ちを乗せて函館港から出発した。宮城県気仙沼を目指し、現地で道産食材を使ったカレーを調理、提供する計画。函館市港町の青函フェリー乗り場では、市内の協賛企業の関係者らが見送った。

 農業関連サービスのマングローブ(札幌、竹本修社長)とHMカンパニー(同、林英邦社長)が企画した。一般や企業に広く協力を呼び掛け、約300人が資金面や野菜などの物資を提供。車両には既に3000人分のカレーの材料や、乳児用のミルクなどを積み込んだ。カレーは幅広い年代の人に好まれることから選んだ。

 被災地には竹本さんと友人の阿部将晶さんの2人が行くことに。車両は23日夜に函館入りし、フェリー乗り場には資金面で協力した齊藤建設(函館市田家町、齊藤大介社長)の社員ら10人が駆け付けた。キッチンカーの車体には協力者の「希望」や「応援しています」といったメッセージが書き込まれ、同社の社員らも思いをつづっていた。齊藤一三会長は「少しでも役に立ちたいという気持ちです」とした。

 車両は青函フェリーで青森入りし、被災地を目指す。出発を前に竹本さんは「交通事情が分からず問題はあると思うが、とにかく早く皆さんに笑顔を届けたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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