運行再開に喜びと不安 スーパー白鳥

update 2011/3/16 10:06


 【JR北海道は15日、震災の影響で運休していた、函館|新青森間を結ぶ特急「スーパー白鳥号」の運行を、4日ぶりに2往復で(通常8往復)再開した。函館、新青森発の1番列車の乗客はそれぞれ30人程度。本道に戻った人たちは安ど表情を見せていたが、東北方面へ向かう人は不安げな様子だった。

 午前7時24分、函館発同20号の乗客の表情には硬さが見られた。11日に岩手県久慈市から恵庭市を訪れていた男性(64)は「家はもとより、八戸に置いてきた車も心配」と語った。函館に旅行で来ていた盛岡市の女子大生(22)は「帰っても食料が心配」と多くのインスタント食品を抱えていた。

 午後零時半ごろには、新青森発の同11号が函館に到着。10日から大学受験で弘前市にいたという帯広市の男子高校生(18)は「函館に着き、ほっとしたが、家に帰るまで気を抜けない」と話していた。

 函館駅は11日の津波の影響で、信号を制御する機械などが故障し、8つあるホームがフルに使えないため、函館発着の札幌行きなどの特急は運転本数を限定している。同駅の鈴木克彦駅長は「未曾有の震災の結果とはいえ大変不便をかけており、一日も早く通常のダイヤに戻すため、全社員一丸で努力している」とのコメントを発表した。

提供 - 函館新聞社


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