本年度も追加景気対策 函館市

update 2010/9/15 12:58


 函館市議会の第3回定例会は14日、一般質問を続行し5氏が登壇した。西尾正範市長は厳しい函館市内の経済状況を踏まえて、「市単独でも一定の対策を打っていく必要がある」と述べ、本年度も追加の景気対策を実施する方針を示した。年内をめどに行う考え。

 佐々木信夫氏(市民クラブ)の質問に答えた。

 佐々木氏は「現在の経済情勢の中で緊急に対策を打つ考えはないのか」と質問。西尾市長は「どんな状況であっても市民生活の安定や安心を守ることが一番大事」とし、「どんな対策が効果的かその財源も含めて整理し、国の動向を注視しつつ経済界や議会にも相談しながら対応していきたい」と語った。

 市によると、すでに各部局に対して実施可能な事業の調査・照会を指示しており、景気対策のため道路や建物の維持・補修工事などが想定されるという。函館市では、2008年12月には緊急雇用対策として臨時職員50人を採用したほか、昨年度も緊急経済対策を実施している。

 また佐々木氏は、本年度初めて実施した新規高卒者等雇用奨励補助金について「現在の活用状況は」と問い、備前悟経済部長は「本年度は320人分の予算を計上し、9月10日現在で70の事業者から158人分」と採用計画書の提出数を明らかにした。

 利用が予算の約5割にとどまっている理由について備前部長は「市内高校の進路担当教諭に聞いた所、高校の市内の就職者約250人のうち、事業対象とならない医療法人や非正規雇用の生徒などが想定以上に多かったことが原因」と述べ、10月以降に事業効果を検証するとした。

 このほか石井満氏(民主・市民ネット)、志賀谷隆氏(公明党)、市戸ゆたか氏(共産党)、黒島宇吉郎氏(新生クラブ)が立った。

提供 - 函館新聞社


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