松前保育園 移転新築へ 幼保連携型認定こども園に

update 2010/9/8 10:38


 【松前】函館大谷短大附属松前保育園を運営する学校法人函館大谷学園(福島憲成理事長)は、同園の園舎を移転新築させ、幼保連携型認定こども園とする計画を進めている。2012年4月からの利用を目指し、来年度中に着工する予定。また、松前町は新園舎完成に合わせ、町立朝日保育所を統合させる方針を固めた。13日に開会する町議会第3回定例会に園舎建設の関連予算を提案する。

 松前保育園は今年4月、町立大磯保育所が民営化され、同学園に運営が移管された。園舎は築30年を超えており、老朽化が進んだことと、朝日保育所を統合した場合、園児数が100人程度になると予想、園舎が手狭になることから移転新築を決めた。

 移転場所は町立松前病院前の南側、道路を挟んで町役場に向かって約150メートルの町有地。敷地面積は約2625平方メートル。鉄筋コンクリート造り平屋で一部が中2階。床面積は995平方メートル。総工費は概算で2億853万円。

 新園舎に完成に伴い、幼保連携型認定こども園に移行する計画で、幼稚園と保育園の機能を併せ持った施設にする。そのほか、子育て支援室を設け、子育て中の母親をサポートするなどサービスの充実を図る。同学園は今後、道に認定こども園設置の認可を申請するとしている。

 町が関連事業費として計上するのは、基本設計費219万円、地質調査費21万5000円の計240万5000円。本年度中に実施する予定。認可が得られれば、園舎建設にかかる町と同学園の負担と国からの補助金が決まる見通し。

 福島理事長は「子育て支援室のほか、園児が地域住民と触れあえる場所を多く持ち、開かれたこども園を目指す。地域と一緒に幼児教育を推進していきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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