目当ての品求め感謝祭にぎわう

update 2010/9/6 11:00


 9月最初の日曜となった5日、函館市内の市場や観光スポットでは日ごろの感謝を込めたイベントが開かれた。旬の海産物や特産品が売り出され、割引商品や特典も付くなど、来場者は買い物や味覚を楽しんだ。

 ○…はこだて自由市場祭り(同協同組合主催)が新川町の同市場駐車場で開かれ、大勢の買い物客でにぎわった。

 今回で14回目。海産物を中心とした商品が特別価格で販売されたほか、新鮮なイカが当たるくじなどの企画を用意した。

 入り口前で先着300人に卵のプレゼント、同1000人に豪華賞品が当たる宝くじ抽選券の配布があり、開場前から100メートル以上の長い列ができる盛況ぶり。函館自由市場協同組合の前直幸理事長のあいさつで祭りがスタートし、待ち構えていた来場者は早速、各売り場で目当ての品を買い込んだ。会場内には、数量限定のアワビ焼き売り場や紅ザケや毛ガニなどの特売コーナー、毛ガニ汁や生メロンジュースなどの屋台コーナーがあり、イカが当たるくじのコーナーでは、特賞の1ケース詰めが当たるたびに歓声が上がっていた。

 このほか、本マグロの解体実演、販売が行われたほか、会場内に不定期に現れる「鮭(さけ)おじさん」にジャンケンで勝つとサケを1本もらえるゲームも好評だった。

 市内昭和から家族5人で訪れた松山進さん(67)は「アワビ焼きを食べに来ました。良い品が並んでいるのでじっくり見ながら買い物します」と話していた。

 ○…函館朝市市民感謝祭(函館朝市協同組合連合会など主催)は前日に続き、函館朝市前の駐車場(若松町)で開かれた。今回は、来年函館で開催する全国朝市サミットのプレイベントとして、YOSAKOIソーラン祭り第8回道南大会と共同開催した。

 会場では、YOSAKOIソーランチームの演舞とともに道南各地の特産品を集めた「道南市場」が開かれ、函館をはじめ、北斗市や七飯町、森町などから飲食店や物産協会、食品加工業者など23団体が出店。函館商業高と函館大の共同店や、道南以外からも朝市サミットの構成団体、勝浦朝市(千葉県)と佐世保朝市(長崎県)の2団体が出店し、祭りを盛り上げた。

 売り場には、イカ飯やコロッケ、チーズ、ワカサギの佃煮(つくだに)などの特産品が並び、来場者は特設ステージ上でのYOSAKOIの演舞を見ながら各店の味覚を味わっていた。

 抽選で朝市に並ぶ商品が当たるスタンプラリーも行われ、同連合会事務局は「来年の朝市サミットに向けて弾みをつけたい」と話していた。

 ○…函館酪農公社(中野町)の直営店、函館牛乳あいす118では感謝祭が開かれた。

 今年で13回目で、例年より1カ月ほど早めての開催となった。

 感謝祭では、ヨーグルトや牛乳、チーズ、プリンなど同公社の乳製品を定価の3―4割引で販売。先着100人にスープや函館牛乳フルーツポンチを100円で提供するなどのサービスを展開した。

 敷地内で収穫したジャンボカボチャ2個の重量当てクイズや、ジョッキに入った牛乳を30グラム飲み残す「ぴったり30グラム」も行われた。

 枝豆やカボチャなど農産物の直売もあり、客足を誘っていた。

 市内中道から訪れた女性(42)は「ヨーグルトがおいしかった。親せきに送る枝豆も買うことができて良かった」と笑顔だった。

提供 - 函館新聞社


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