4月1日に函館公園内の動物施設がリニューアルオープン

update 2010/3/3 14:29

 施設老朽化のため2008年6月から閉鎖されていた、函館公園内(函館市青柳町)の動物舎が4月1日、リニューアルオープンする。新たに同公園全体を所管する管理センターを新築したほか、障害者やお年寄りも舎内を移動しやすいようスロープを設け、動物との“ふれあいゾーン”も新設した。市緑化推進課は「これから暖かくなり外に出かける機会も多くなるので、大勢の市民に利用してもらいたい」と話している。

 動物舎整備の総事業費は3億6000万円で、敷地面積は0.5ヘクタール。

 1億5000万円で建設した管理センターは地上3階建てで、延べ床面積は435平方メートル。3階にはエントランスや研修室を設け、2階には管理室など、1階は鳥やリスなどを飼育する動物ゲージを設置。維持管理や運営は市住宅都市施設公社が担う。入場時間は午前9時―午後4時半(冬期は4時まで)の予定。

 舎内の特徴は来園者の利便性や見やすさを意識した作りだ。改修前は事前に申し込んだ場合のみ動物と触れ合うことができたが、今回ふれあいゾーンを設けたことでミニチュアホースやウサギなどに、常時エサをあげたり触ることができる。また動物の飼育環境にも配慮したほか、スロープを設置してバリアフリーにも対応。舎内では31種の動物を飼育する。同課は「工事は開放的で動物を見やすくすることを心掛けた」と話す。

 函館公園は1879(明治12)年に開設され、国内でも早期に作られた都市公園。動物舎は1933年(昭和8)年ごろに設置され、当初はクマなどを飼育し一般に開放していたという。54年の北洋博開催を機に小動物の飼育施設などを整備し現在に至る。

 今回の整備は02年度から市が進める函館公園整備の一環で、これまで園内の池や歩道、花壇などを実施。動物舎は08年度から2カ年計画で行われ、初年度は管理センターの建設を、本年度は動物舎内の施設整備を実施していた。

 4月3、4日にはオープン記念イベントを開催。両日とも先着100人に花苗などがプレゼントされる。問い合わせは同公社TEL0138・40・3605。

提供 - 函館新聞社




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