俳優・小倉一郎夫妻らが道南で俳句会楽しむ

update 2009/9/16 11:44

 俳優の小倉一郎さん(57)が所属する俳句会「天河の会」が、13日から3日間にわたり道南地域で句会旅行を楽しんだ。小倉さんの妻で、函館出身の歌手・谷ちえ子さんがガイド役となり、著名な観光スポットを巡るとともに、宿泊先での句会で作品を発表し合った。小倉さんは「ドラマの撮影などで道南は何度も訪れているが、今回は新しい発見が数多くあり新鮮な感動を受けた」と話していた。

 存在感のある名脇役として映画やテレビドラマなどで活躍する小倉さんは、俳人としてもその名が知られている。天河の会は、小倉さんがNHKの俳句番組にゲスト出演したことをきっかけに、全国の俳句愛好者と2年前に結成。これまで石川、東京、京都で句会旅行を楽しんできた。

 今回は谷さんのふるさと函館と七飯町大沼を周遊。谷さんは1977年にアイドル歌手としてデビュー。その後一時活動を休止していたが、2006年の小倉さんとの結婚後に活動を再開。現在は東京と函館を中心にライブ活動を行っている。俳句に関しても小倉さんの影響で本格的に取り組むようになったという。

 最終日の15日は五稜郭公園などを訪れ、タワーの展望台から五稜郭の姿を楽しんだ、小倉さん夫妻らメンバー5人。小倉さんは「刺激されることの多い旅だった。また機会があれば函館を再訪したい」と充実した3日間を振り返った。

 今回の旅を通じて小倉さん夫妻が一番印象に残ったのは14日早朝のイカ釣り船体験で、その時の様子を詠んだ句も残した。小倉さん(俳号=小倉蒼蛙)の作品は「烏賊(いか)釣りの糸の重たき日本海」。谷さん(俳号=小倉夢童)の作品は「朝寒や烏賊釣舟の紺走る」。

提供 - 函館新聞社




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