福島町聴覚障害者偽装、34人が助成金の返還を申し出

update 2009/9/16 11:43

 【福島】札幌市の耳鼻咽喉科医師が作った虚偽の診断書や意見書で、聴覚の身体障害者手帳が不正に交付された問題で、この医師の診断で手帳交付を受けた福島町の町民34人全員(昨年4月23日までに手帳返還済み)が、重度心身障害者医療給付事業助成金の返還を町に申し出ていたことが分かった。返還額は2004から08年度までの5年間で2516件、953万8438円に上る見込み(8月25日現在)。町は道の同助成金返還に関する基本的方針が決まり次第、本格的な返還事務作業に入る。

 15日開会の定例議会で村田駿町長が報告した。8月6、7日に役場で34人と面談し、手帳取得時の交付要件が重度心身障害者に該当するものでなかったことを全員が認め、自主的な助成金返金の申し出となった。

 34人は補聴器を使用しても通常の会話が困難とされる2級重度障害者認定を受けていた。しかし、昨年3月6日に道の連絡を受け、役場で渡島支庁担当者らが面会調査を行い、全員が通常の会話ができるることを確認した。これを受け、34人は手帳を申請先の道へ自主返還していたが、その期間中の受給額の返還などの対応は決まっていなかった。

提供 - 函館新聞社




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