競輪機器導入で質疑…市長「早期更新したい」 市議会一般質問

update 2009/9/15 14:02

 第3回函館市議会定例会は14日、一般質問に6氏が立った。黒島宇吉郎氏(新生クラブ)は、市競輪事業部が計画している車券販売のコンピューターシステムの更新時期について質問。全国47競輪場で実施する移行期限は2011年10月までだが、西尾正範市長は「現在の機械は経年劣化による故障の発生が懸念される。来年は記念競輪など3つの大きなレースがあり、安全性を確保するためにも早期に更新したい」と述べた。

 黒島氏は「リース期間が終わって市の所有になった現在の機械に2300万円で手を加えれば対応できると聞いている」と述べたが、市長は「中央の次世代システムに直結するにはさらに1億円ほどかかる。現在の機械はメンテナンスにも結構な費用がかかっている」と説明した。

 黒島氏は、市営競輪の包括委託業者が車券販売機器メーカーでもあることから、結果的にこの委託業者が機械を納入し、次回の包括委託(11―13年度)の選定でも優位となるような誤解を招かないように、早期更新を急がないほうがいいと指摘。「競輪事業部長は機械が持つと説明した。今の機械を更新すると、仕事を失う人も出る」と述べた。

 このほか、黒島氏が6月定例会一般質問で、競輪事業部長を「委託業者の回し者」などと呼び、部長の名誉を傷つける発言が削除されたことに関連し、西尾市長が議会終了後、黒島氏に情報を提供した業者に質問状を送っていたことが判明。西尾市長は「議員発言の事実関係の確認」と答えたが、黒島氏は「黒島に何をしゃべったかを聞くという、前例がない質問」と批判した。

 このほか村井正幸氏(新生クラブ)、石井満氏(民主・市民ネット)、佐々木信夫氏(市民クラブ)、紺谷克孝氏(共産党)、小山直子氏(民主・市民ネット)が質問した。

提供 - 函館新聞社




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