歓声に包まれ船体着水 函館どつく本年度4隻目

update 2009/9/3 20:33

 函館どつく函館造船所(函館市弁天町)で2日、本年度4隻目の新造船「ORIENT HOPE(オリエントホープ)」(約1万9850トン)の進水式が行われた。市内の小学生ら約300人が見守る中、赤と黒の巨大な船体が函館港に着水した。

 新造船は海運会社「オリエントライン」(愛媛県松山市)が発注した全長約175・5メートル、幅29・4メートルのパナマ船籍の木材兼ばら積み船。函館どつくが独自に開発した「スーパーハンディ32」型としては34隻目で、喫水約9・6メートルと浅いため、水深の浅い港でも出入りできるのが特徴だ。

 今回は北海道海事広報協会(小樽)の呼び掛けで、函館北美原小の5年生約120人も見学。発注元の関係者が船首に取り付けられたくす玉やシャンパンを割り、貨物船が海に向かって船台を滑り降りると、見学者は歓声を上げながら盛んにカメラを向けていた。

 児童らは「ハトが出てきてびっくりした」「思ったより大きくて速かった」などと一様に目を丸くしていた。同船は今後、内装工事を済ませ、10月中旬に船主に引き渡される。同社は現在、年間8隻体制で建造していて、2012年度まで受注残を抱えている。

提供 - 函館新聞社




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