目と耳で楽しむ「海炭市」の世界…実行委が演奏と朗読

update 2009/9/7 09:42

 函館出身の作家、佐藤泰志の遺作となった小説「海炭市叙景」の映画化を目指す市民有志の実行委員会(菅原和博委員長)が6日、函館市五稜郭町43の五稜郭タワーで、音楽と朗読のイベント「目で読み耳で聞く『海炭市叙景』の世界」を開いた。

 このイベントは来年2月にクランクインし、全編函館ロケを予定している同小説の映画化に際し、撮影資金を市民の出資で集めるためのPRの一環として行われた。同タワーではパネル展も11日まで実施されている。

 午後1時から始まったイベントは、実行委員の寺尾修一さんがボーカルやギターなどを担当。荒良木亮さんがパーカッションで参加し小説に登場する音楽をメインにしたコンサートから始まった。ガンズ&ローゼスやエアロスミス、トム・ウェイツなどの洋楽を披露し、同タワーを訪れていた人たちが聴き入った。そのほか、函館を拠点に活動する劇団G4のメンバーが同小説の18の短編の中からピックアップしての朗読劇も披露された。

提供 - 函館新聞社




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