JAならけんが奈良の柿PRへ、街頭で2000個無料配布

2010/9/30
 奈良県名産の柿をPRしようと、JAならけんや同県五条市の生産者などのキャンペーン団が29日、函館入りした。一行は函館市若松町の棒二森屋前で買い物客らに柿を無料配布し、収穫期を迎えた特産の柿のおいしさをアピールした。

 函館市の青果物地方卸売市場で取り扱いを始めたのを機に、1994年から県特産の柿「刀根早生(とねわせ)」の消費拡大を図ろうと、函館でキャンペーンを展開している。今年で16回目。この日は函館市役所も表敬訪問し、西尾正範市長にもプレゼントした。

 街頭での無料配布には、午前零時半の開始前から市民らが長い列をつくり、法被姿のメンバーが4個入りの袋を手渡した。用意した500人分・2000個はわずか10分足らずで配り終え、受け取った市内の女性(83)は「有名な柿を函館で食べられるなんてうれしい」と笑顔だった。

 JAならけん五条柿部会の中矢明志委員長は「今年は春先の冷害で収量は例年の7割ほどだったが、夏の猛暑で甘みは期待できる。一人でも多くの函館の皆さんにも食べてもらいたい」と話していた。一行は30日にも市内の老人福祉施設に柿を寄贈する。

提供:函館新聞社

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