自動車税 徴収強化へ

2010/9/29
 道は自動車税の徴収強化を図るため、全道一斉に給与差し押さえ予告書を発送。渡島管内では約1100人(滞納額約5000万円)に28日付で実施した。また初めて、道と市町村は足並みを合わせ、差し押さえ予告などの催告書も送る。渡島で道税・市町村税の滞納者延べ7200人に、9月下旬から10月にかけて一斉催告される。

 渡島管内の自動車税の本年度納期内税率は65・2%(全道平均67・6%)。8月末実績では道内15振興局中14位と振るわない。8月末の累積滞納額は、8億500万円(前年9億1800万円)だった。

 全道の水準に追いつかず、低迷をたどっていることから、今年は自動車税の滞納者に給与差し押さえ予告を1カ月前倒しで発付。渡島総合振興局によると、納税がない場合は10月下旬までに調査し、可能であれば給与を差し押さえるという。預貯金や生命保険の差し押さえ(対象約2500人)は、10月26日に予告し、納税や連絡がない場合は順次差し押さえる。

 個人道民税は、市町村が個人市町村民税と合わせて賦課徴収。渡島では9月に函館市と松前町、10月には七飯町や木古内町、八雲町の5市町が道と時期を合わせて延べ3600人に一斉催告し、累積滞納額の圧縮を図る。

 渡島総合振興局納税課は「納税者との公平を図るため、催告後に連絡のない未納者には毅然(きぜん)とした姿勢で臨んでいく」と述べ「指定期限までに納税できない場合は相談に応じるので必ず連絡をしてほしい」と話している。

提供:函館新聞社

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