秋の風うけ街中散策

2010/9/24
 函館の街を歩いて楽しむイベント「てくてくはこだて秋の特別版」(函館市主催)が23日、始まった。初日は全9コースのうち西部地区や五稜郭公園をめぐる6コースで実施。大勢の市民がさわやかな初秋の風が吹く中で、まちあるきを楽しんだ。

 今回の特別版は、通常実施しているまちあるきツアーを1コースから9コースに大幅に拡大したイベント。各コースで函館を知り尽くしたガイドの案内を受けて散策することで、より深く函館の魅力に触れてもらうことが狙い。各コースは、市内の名所を中心に設定したまちあるきマップのルートを使用した。

 このうち、7月に復元オープンした箱館奉行所をめぐる「真説・五稜郭物語」コースには市民22人が参加。五稜郭の堀が深さ4〜5メートルほどあり「この掘り起こした土で土塁を造った」などとガイドが説明すると、参加者はうなずきながらメモを取っていた。また、同奉行所外郭をぐるりとまわり往時の規模を体感しながら、周辺に生える赤松の由来などを学んだ。参加者で青森県の佐藤寿樹さん(40)は「参加して五稜郭の成り立ちなど興味深い話を聞けて良かった」と話していた。

 同特別版は26日まで連日開催され、開催日により実施コースは異なる。前日の午後5時まで申し込み可能で、定員は各コース20人ほど。参加料は500円。問い合わせ、申し込みは函館観光コンシェルジュセンターTEL0138-26-0300。

提供:函館新聞社

ニュース一覧へ戻る



函館ニュースヘッドライン



(C)e-HAKODATE