市長らJRに署名提出 現役-新駅の経営存続求め

2010/9/23
 【札幌】函館市の西尾正範市長らは22日、北海道新幹線の札幌延伸時にJR北海道が函館駅―新函館駅(仮称)間を経営分離する意向を示している問題で、JR北海道に対し、同区間のJRによる経営存続を求める署名を提出した。

 西尾市長、高野洋蔵函館商工会議所会頭、敦賀敬之市町会連合会会長が同日午後、JR北海道本社を訪問し、中島尚俊社長に11万1481筆の署名を提出。関係者によると、函館サイドが「市民の強い思いを受け止めてほしい」と経営存続を求めたのに対し、中島社長は延伸時に経営分離する意向に変わりがないことを、改めて示した。

 また高橋はるみ知事に署名の総括表を提出し、道による調整を求めたほか、市長、会頭は道商工会議所連合会の高向巌会頭も訪問した。

 西尾市長は函館新聞の取材に対し「知事からは署名を重く受け止めるとの回答があった。道に調整をお願いしている以上、今後は市とJRがこの問題で直接やり取りすることはない」と話した。

提供:函館新聞社

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