京舞しっとり 児童うっとり

update 2010/9/15 12:57

 京都・花街で活躍する舞妓(まいこ)と芸妓(げいこ)の2人が14日、函館神山小(後藤愼一校長、児童438人)を訪れた。2人は子どもたちの前にあでやかな着物姿で現れ、金屏風(びょうぶ)の特設舞台で流麗な京舞を披露した。

 2人は京都・先斗(ぽんと)町のお茶屋「舛之矢」の芸妓の市笑(いちえみ)さんと舞妓の市楽(いちらく)さん。棒二森屋で15日から開かれる物産展「第33回おいでやす大京都まつり」に合わせて、京都府物産協会の役員らと来函した。

 この日は総合学習の一環として、同校の6年生約90人が2人の京踊りを鑑賞。2人が体育館の特設舞台で「京の四季」と「祇園小唄」の2曲をしっとりと舞うと、食い入るように見つめていた児童らから大きな拍手が送られた。

 演舞後には質疑応答もあり、児童からは「なぜ顔が白いのですか」「芸妓さんと舞妓さんの違いは」などと素朴な質問が相次いだ。2人は「ろうそくの明かりでも顔がはっきりときれいに見えるように白いのどす」と京言葉で答えたり、年齢や着物、地毛とかつらの違いなどを丁寧に説明したりした。

 初めて舞妓さんを見た同小6年の石原祐希君(11)は「2人ともお化粧のいいにおいがした。とてもきれいで近づいた時にはドキドキした」と興奮気味に話していた。一行はこの日、函館市役所や函館商工会議所なども訪れ、京都の魅力をPRした。2人は15日、物産展会場でも京踊りを披露する。 

提供 - 函館新聞社




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