ユニバーサル上映映画祭 勇壮な演舞で幕開け

update 2010/9/11 10:57

 【北斗】健常者と障害者がともにつくり上げる「第5回北海道ユニバーサル上映映画祭」(実行委主催)が10日北斗市中野通の市総合文化センターで開幕した。初日はユニバーサルヨサコイソーラン節の披露と、映画「風が強く吹いている」(2009年)の上映が行われ、来場した約40人が演舞や映画を満喫した。

 オープニングで行われたユニバーサルヨサコイソーラン節には、筑波大学の「斬桐舞」(きりきりまい)、「函館学生連合〜息吹〜」、今年全国踏破を成し遂げた全盲の写真家、大平啓朗さん(31)も参加。息のあった勇壮な舞を披露し、最後には来場者も手を使って踊りに参加した。

 走ることとは無縁だった大学生たちが箱根駅伝を目指す「風が強く吹いている」の上映では日本語字幕、音声ガイド、手話通訳、ミュージックサインなどが付けられ、障害者も健常者もスクリーンに見入った改行 11日には、中越大地震からの復興の過程をドキュメンタリーで追った映画「1000年の山古志」(午前10時半)、被ばくという体験を通して現在と過去に生きる2人の人生を温かなまなざしで描いた「夕凪の街 桜の国」(午後4時)を上映する。「夕凪―」について実行委の島信一朗代表は、「忘れてはいけない歴史を優しい視点で撮った映画。見る人の心に届くはず」と話していた。

提供 - 函館新聞社




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