10日からユニバーサル映画祭 5年目迎え企画多彩に

update 2010/9/1 10:04

 「みんなで楽しむ映画祭」を合言葉に、障害者と健常者がともに作り上げる「北海道ユニバーサル映画祭」(実行委主催)が10―12日の3日間、北斗市総合文化センターで開催される。5年目を迎えた今回は、北斗市商工会による「シネマ屋台」や上映作品の映画監督を囲む「シネマバー」など多彩な企画がめじろ押しとなっている。

 同映画祭は、視覚に障害のある人のために音声字幕や、聴覚に障害のある人に対して音を手で表現するミュージックサインが施される。

 上映作品はオープニングの10日は「風が強く吹いている」、11日は「1000年の山古志」「夕凪(ゆうなぎ)の街、桜の国」、最終日12日は活動弁士斎藤裕子さんが参加する「番場の忠太郎 瞼(まぶた)の母」。オープニングライブとして10日には、全盲の写真家大平啓明さんらによるYOSAKOIソーラン踊りが披露される。

 「シネマバー」では、「夕凪―」の監督で、テレビドラマ「北の国から」や映画「鉄道員(ぽっぽや)」など本道にゆかりのある作品に携わった佐々部清さんと交流をを深めることができる。実行委の島信一朗代表は「ただ映画を見るだけではなく、ミュージックサインや音声字幕の付いた映画から広がる世界を多くの人に知ってもらい、興味を持ってほしい」と呼び掛けている。

 前売り券は、3回鑑賞券が大人1500円、ジュニア(小中学、高校生)800円など。問い合わせはTEL0138・31・0010(同事務局橋本さん)

提供 - 函館新聞社




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