函館市消防本部、救助技術大会で好成績

update 2010/8/31 10:18

 京都市で27日に行われた「第39回全道消防救助技術大会」(全国消防協会主催)の2種目で上位入賞と好成績を収めた函館市消防本部(向平博吉消防長)の職員11人が30日、函館市役所を訪れ、西尾正範市長に大会結果を報告。「多くの応援と支えを励みに、みんなで頑張ることができた。この経験を今後の業務に生かしていきたい」とメンバーは決意を新たにした。

 大会には、全国各地の消防本部から選抜された約1000人が集い、函館市消防本部は引き揚げ救助とロープブリッジ救出に出場した。

 当日は40度近い炎天下に見舞われたが「市民からの激励に応えたい。いつもの訓練通りにやれば大丈夫。暑いけど頑張ろう」とメンバーは持ち前の集中力と団結力を発揮。引き揚げ救助は22チーム中トップの成績で、ロープブリッジ救出も28チーム中4番目と函館市内勢としては2種目ともに歴代最高の快挙を果たした。

 向平消防長は「見事なまでに正確で迅速な動きだった。日ごろの訓練の頑張りが最高の成績につながった」と西尾市長に報告。西尾市長は「朗報に市民が喜んでいる」とメンバーをねぎらい「栄誉なことで、みなさんの人生の記念にもなったはず。今回の経験を後輩に伝え、日々の任務にあたってもらいたい」と全員と握手を交わした。

 引き揚げ救助の古田真樹さん(23)は「訓練、大会当日と暑さが一番辛かったが、仲間と一緒に頑張ることができたことは自信になった」。ロープブリッジ救出の小原孝祐さん(24)は「大会後に会う人会う人に『おめでとう』と言ってもらえるのがうれしい。貴重な経験になった」と話していた。

 全国出場者は次の通り。(敬称略)

 ◇引き揚げ救助▽五十嵐裕晶(指導者)竹内俊司、長岐優大、古田真樹、大橋諒、蒔苗多有磨(以上隊員)

 ◇ロープブリッジ救出▽渡会悟(指導者)畑山遼吾、荒木俊太郎、鳥羽賢郎、小原孝祐(以上隊員)

提供 - 函館新聞社




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