定動物病院の夜間診療スタート

 函館、北斗、七飯在住の獣医師8人が連携し、輪番制で動物の夜間診療を始めた。当番病院に直接転送される専用ダイヤルを設け、飼い犬・猫などの急病や体調不良に対応していて、大切なペットを抱える飼い主にとっては、心強い味方になっている。

 従来、動物の夜間診療は各病院で個々に対応している状況で、夜間は獣医師が1人で診察を行っているため、個人の力だけでは対応能力に限界があった。この問題は道南の獣医師の間でも課題として度々話題に上り、今年1月に有志で「夜間動物診療協議会」を発足。7月下旬から夜間診療を始めた。

 診療時間は午後9時から午前零時までで、原則365日、当番病院が対応する体制を整えた。治療・検査費のほかに、夜間診察料として5000円がかかる。健康相談や予防接種は受け付けない。原則入院はできない。当番病院は一晩限りの対応となるため、診療記録は翌日かかりつけの獣医師に提供され、診療を引き継ぐ。

 宣伝活動をほとんど行っていないため、開始から約1カ月間の利用者はわずか6人。それでもかかりつけの病院からの紹介や、口込みなどによって利用者は着実に増え始めているという。

 同協議会事務局の田島康晴獣医師(36)は「当番を受け持つ病院の数が増えれば、診療時間をもっと拡大できる。今後も獣医師の参加を募り、さらなる夜間診療の充実を目指したい」と話している。

 専用ダイヤルはTEL0138・47・0490(夜間のみ)、問い合わせは同事務局(あおば動物病院内)TEL同49・9561へ。

update 2009/8/28 13:20
提供 - 函館新聞社


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