逢坂氏を福島、佐藤氏追う…あすから衆院選後半 週末、各候補が舌戦

 30日投開票の衆院選は23日で前半を終える。道8区は民主党前職の逢坂誠二氏(50)が安定した戦いで一歩リードし、自民党新人の福島啓史郎氏(63)、無所属新人の佐藤健治氏(52)が追う展開となっている。選挙期間中で最初の週末を迎えた22日は、各候補とも大票田の函館市内や近郊で街頭演説などに力を入れた。

 福島氏は函館市に次ぐ大票田である北斗市と七飯町で遊説を行った。七飯町内を回った午前中は、陶芸まつりでにぎわう大沼公園と七飯駅前で街頭演説を実施。過去4回の選挙で民主党が議席を確保してきた道8区について「民主党議員は何も仕事をしてこなかった。今こそ仕事をする福島へ選手交代の時期」訴えた。また、保守分裂のため劣勢と伝えられる状況については「自民党公認候補は私一人だけなので、保守一本化は図れている」と強調した。

 逢坂氏は、市内西部地区から遊説をスタート。湯浜団地や花園団地などで街頭演説をこなした。逢坂氏は、諸外国のように一つの政権が政策に失敗した場合、新たな政党が政権を担うのが当たり前であると強調。「政権選択がかかった歴史的な選挙で、生活や地域経済を第一にした政治を実行する」と訴えた。民主党の大躍進を新聞各紙が報じていることについて「そうした記事が出れば出るほど緩む」と警戒し、残り1週間を全力で戦う決意を見せた。

 幸福実現党新人の西野晃氏(32)は「選挙戦に入り3日ほどしかたってない気がする」と気力十分。函館市内と北斗市七重浜の商店街や住宅街など、人が大勢集まる場所を集中的に走り、「減税と安全の西野」をアピールした。ダイエー上磯店前では買い物客らに対し、「自民や民主が行うであろう消費税の増税は、消費者が買い物を手控えることで日本の景気が悪くなり、企業倒産につながる。今必要なのは減税です」と、消費税や贈与税の撤廃を主張した。

 佐藤氏は知内町から遊説をスタートし、八雲町、長万部町でも街頭演説をした。小まめに選挙カーから降りて演説を繰り返し、「国政の議論が有権者の届かない所に行っている。郷土(ふるさと)を守るために地域の声を国政に届ける」と支持を呼び掛けた。

 木古内での遊説後、函館市内に戻り、遊説を休止。毎週土曜日に本町で行っている北朝鮮への拉致被害者救出を呼び掛ける街頭演説を約2時間行い、支持者とともにビラを配布した。

update 2009/8/23 09:45
提供 - 函館新聞社


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