20日に函館焼き立てパン研究会が新作小麦のパン販売

 函館市・近郊の製パン業者ら5店舗でつくる「函館焼きたてパン研究会」(吉田信之会長)が20日から、同会専用の道産小麦を使ったパンを各店舗で一斉販売する。地産地消を合言葉に、よりおいしいパンを市民に食べてもらいたいと願う同会員は「ぜひ召し上がって」とPRしている。

 5店舗は今年2月、甘みともちもちした食感が味わえる今金産の小麦「春よ恋」を使用したパンを一斉販売。「すごいおいしい」と大好評だったが元々生産量が少ない小麦だけに約3カ月で在庫切れ。しかしその後もリピーターが絶えず、神戸こむぎ館(同市本町)の店長櫛引豊さん(56)が「在庫切れを理由にお客さんをがっかりさせたくない」と「春よ恋」に代わり得る小麦の開発を決意。5月から約2カ月間、自店で夜遅くまで試行錯誤を重ねてきた。

 「今金産に匹敵する小麦ができた。食パンやデニッシュ、揚げパンなどどんなパンにでも使える」と自信を見せる櫛引さん。この道30年の職人が完成させたのは2種類の道産小麦をブレンドさせたもので、ほかの会員もそのさくさくした食感、適度な甘み、あっさりした味わいにうなずき早速専用粉で試作。中には道南産の「ふっくりんこ」や黒米など、独自色で売り込む店舗も。

 吉田会長(69)は「今後はこれを専用粉に何カ月間も各店舗で販売する。また来年1、2月には再び今金産の小麦が使えるかもしれない」と話している。

 問い合わせは同研究会事務局の坂下章さんTEL0138・41・0105。

 販売店は次の通り。

 ▽神戸こむぎ館(函館市本町28、TEL0138・55・3825)▽フレッシュベーク ヨシダ(同市中島町23、TEL55・4035)▽パン工房元町ぼん・ぱん(同市末広町16、TEL22・8008)▽手作りパンの家こすもす(同市富岡町3、TEL40・8022)▽函館大沼プリンスホテル(七飯町西大沼温泉内プリンスパン工房、TEL67・1111)

update 2009/8/18 10:55

提供 - 函館新聞社


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