「旧小林写真館」あすオープン

 明治時代の写真館がよみがえる―。空き家となっていた函館市大町2の「旧小林写真館」に新たな店子(たなこ)が入居し、8日にオープンする。道内に現存する写真館では最古の建物で、写真館としては47年ぶりの営業再開だ。入居する谷杉写真館(美原3)は「古い建物を使って、最新技術を駆使した写真を提供したい」と話している。

 旧小林写真館は1902(明治35)年、神戸の写真師小林健蔵が開業。現存する建物は大火による類焼後の1907(同40)年に再建したもので、62(同37)年まで営業を続けた。

 木造2階建て、板張りの外壁に縦長の窓という典型的な和洋折衷の建築様式で、89年3月に市の景観形成指定建築物に指定されている。屋根の一部は採光用のスラント(ガラス張り)となっており、写真館用に設計されたことがうかがえる。

 近年は空き家状態となり、市住宅都市施設公社が住居や店舗としての有効活用を目指す「西部地区空き家再生事業」の対象に。同公社は昨年、所有者から建物を借り受けて入居者を公募し、谷杉写真館の入居が決定。ことし5、6月に約1500万円をかけて改修工事を行った。

 新たに店主となった谷杉写真館は、最新技術を生かしてノスタルジックな風合いに仕上げたポートレートを1枚3000円(フレーム入り)で提供する。

 同館の谷杉アキラ代表(41)は「石川啄木もここを訪れ、家族写真を撮影したと聞いている。由緒ある建物が現在も残っているのは素晴らしいことで、建物同様に写真でも和と洋の融合を目指したい」と意気込んでいる。

 オープンの8日から13日までは午前10時から午後7時まで営業し、14日以降は完全予約制で、利用の2日前までの予約が必要となる。申し込みはTEL090・1386・4840。

update 2009/8/7 18:51
提供 - 函館新聞社


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