八雲在住の女優・阿知波さん講演

 函館演劇鑑賞会(青木路夫代表幹事)の第33回総会が31日、函館市末広町の市地域交流まちづくりセンターで開かれた。4月に例会上演を予定している舞台「佐賀のがばいばあちゃん」に主演する八雲町在住の女優阿知波悟美さん(49)が記念講演し、「佐賀弁の温かさも楽しんで」などと作品の魅力を語った。

 阿知波さんは今金町出身。桧山北高卒業後に上京し、専門学校を経て劇団NLTに入団。舞台のほか、ドラマや映画など幅広い分野で活動している。

 黒のスーツ姿で会場に現れた阿知波さんに、参加者から「待ってました!」の声が掛かった。阿知波さんは函館について「子どもの時のあこがれの街で日舞を習いに通ったり、デパートに行くのがうれしかった。今でも大好きな場所」と話し、役者を志したきっかけや入団するまでの経緯を振り返った。

 原作本が話題になった「佐賀のがばいばあちゃん」の舞台化に関して「文庫本は面白かったが脚本化は難しいと感じた。主役にも不安があった」と明かし、「演技のモデルは祖母と劇団の代表だった故賀原夏子。大笑いするうちに後からじわじわ温かくなる芝居にしたかった」と舞台への熱い思いを語った。身振り手振りを交えたユーモラスな語り口に会場からは何度も笑いや拍手が沸き、和気あいあいとした雰囲気に包まれた。

 上演に関する問い合わせは同会TEL0138・51・7376。

update 2009/2/1 13:46
提供 - 函館新聞社


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