HFIと函教大が市民活動フォーラム

update 2007/2/26 14:45

 道教育大学函館校と道国際交流センター(HIF)は25日、サン・リフレ函館(函館市大森町2)で道南市民活動フォーラムを開いた。市民ら約110人が参加。講演と分科会で民間非営利団体(NPO)や非政府組織(NGO)などの市民活動の一端に触れた。

 大学と地域社会が互いのノウハウを生かして協力することで、市民活動のネットワークづくりの第一歩にしようと、初めての開催。意見交流の場として4月14日に「道南NPO・NGOネットワーク」設立も予定している。

 各国への派遣事業に取り組む国際協力NGOセンター(JANIC)事務局長の下澤嶽(たかし)さん(48)は「NGO・NPOが地域も世界も変える」をテーマに基調講演。ボランティアに携わった約30年の経験から、日本のボランティアの歴史や市民社会、ボランティア社会の現状と課題を分かりやすく説明した。

 下澤さんは「人との出会いを喜び、人と人とをつなぐことこそが活動のエネルギー」とし、「自分ができることを続けられる方法で、好きな場所でボランティアに参加してほしい」と訴えた。

 来場者は下澤さんの言葉に大きくうなずくなど真剣な表情で聞き入っていた。その後、地域活動や国際交流事業にかかわるパネリスト4人を迎えた分科会では、活発な意見が交わされた。

 フェアトレード(公正貿易)について研究するなど、国際協力に興味を持つ冨樫千尋さん(道教育大4年)は「さまざまな考え方を聞き、世界が広がった。市民活動には参加したことがないが、機会があれば挑戦してみたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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