江差消防職員協議会が初の研修会、脳疾患把握へMMT学ぶ

update 2007/2/25 14:15

 【江差】江差消防職員協議会(加賀武志会長)が主催する初めての職員研修会が23日、江差町のホテルニューえさしで開かれた。江差消防署を中心に渡島・桧山管内から約30人の消防職員が参加。救急現場で脳疾患の把握に役立つ「徒手筋力テスト(MMT)」の普及に向けた実技研修や過疎地域の救急業務の課題について意見交換した。

 同協議会は消防職員の自主組織として結成。両管内の消防職員の広域的な連携強化や、新技術の普及を目的に初の研修会を開いた。

 実技研修では、脳疾患に伴い手足に生じる軽いまひ症状を把握し、症状を6段階で判定するMMTを学んだ。脳神経外科が1カ所だけの桧山南部では、救急隊員が現場で脳疾患の兆候を把握して適切な搬送先を選ぶことが課題になっている。

 参加者は2グループに分かれてMMTの評価法を学習。加賀会長は「桧山ではMMTは導入が始まったばかり。救命救急士だけでなくすべての消防職員に普及したい」と話していた。

 研修会では、過疎地域の救急体制をテーマに意見交換した。桧山南部では軽度の治療を行う1次医療機関が9カ所あるが、入院を要する患者を治療する2次医療機関は1カ所だけ。脳・心疾患などの重症患者は函館市の3次医療機関に搬送している。

 参加者からは「地元の医療機関を通さずに函館の3次医療機関に搬送するのは、制度的にも難しいが、その間の時間的ロスは大きい。病院と消防の十分な意思疎通が必要」との指摘も。「年間400件ほどの救急出動があるが、半数は函館に転院搬送している。出動が重なると救急車のやり繰りが困難になる」(渡島管内の参加者)との声もあり、近隣消防署や医療機関との連携やヘリコプター搬送の有効性などについて議論を交わした。

提供 - 函館新聞社



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