魚介類など52%減…1月の貿易概況

update 2007/2/24 14:04

 函館税関は23日、1月の函館港貿易概況を発表した。輸出は、船舶が微増したものの、鉄鋼のくずや魚介類・同調製品が減少し、前年同月比3・7%減の19億4300万円と4カ月ぶりのマイナス。輸入は、石炭や石油製品が全減するなどの影響を受け、同50・4%減の6億300万円で3カ月連続のマイナスと低迷した。

 輸出の品目別では、船舶が香港籍の貨物船1隻で同4%増の18億8700万円。魚介類・同調製品が、中国向けサケの減少で同52・6%減の5100万円だったほか、前年同月にあった韓国向け鉄鋼のくず6600万円が全減した。

 一方の輸入は、主力の魚介類・同調製品が同50・5%減の3億2000万円。ノルウェーからのサケ・マス(前年同月2700万円)と中国からのカズノコ(同1700万円)が全減するなど伸び悩んだ。このほか、石炭(同1億2600万円)や石油製品(同4300万円)が全減した。

 なお、道内の貿易概況は、輸出が鉄鋼や有機化合物などの増加により同30・4%増の241億1800万円と、2カ月連続で増加。輸入は、原・粗油やとうもろこしなどが大きな伸びを見せ、同18・2%増の1134億900万円と19カ月連続のプラスで過去2位の高水準だった。

提供 - 函館新聞社



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