個人消費 一部で好調…10―12月道南経済レポート

update 2007/2/21 14:21

 函館財務事務所は20日までに、10―12月期の経済概況に関する「道南経済レポート」を発表した。個人消費や生産活動の一部で好調な動きが見られたものの、観光客の入り込み数が減少したことなどから、4期連続で「総じて停滞しているものの、一部に動意がみられる」とした。

 個人消費では、主要大型小売店(8社)の売上高が、暖冬による衣料品や身の回り品の売れ行き不調で、前年同期比1・6%減の209億300万円。ホームセンター(4社)の売上高は、住宅リフォーム関連用品や電気暖房商品で需要が高まり、同1・6%増の42億5400万円だった。

 生産活動では、生コンクリートの窯業・土石や、珍味加工の食料品が前年割れ。しかし、電子部品の半導体や水晶デバイス、床板などの木材・木製品、造船、一般機械が高い生産水準となっている。

 住宅建設では、持ち家が同11・6%減の129戸、分譲住宅が同6・1%減の123戸にとどまった。一方、貸し家は遊休地活用などで同40・1%増の225戸に伸び、全体では同10・9%増の510戸だった。

 観光入り込み客数は、JRやフェリーで増加傾向だったが、空路は道外客をはじめ台湾からのチャーター便減少などで低迷。主要ホテル(11社)の宿泊客数も、同7・1%減の33万9000人と伸び悩んだ。

提供 - 函館新聞社



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