捕獲数 雌5、雄39頭…渡島ヒグマ対策地区協

update 2007/2/21 14:20

 【七飯】渡島半島ヒグマ対策渡島地区協議会の幹事会が20日、七飯町の大沼国際セミナーハウスで開かれた。2005年度から行われている「人材育成のための捕獲」について道は「捕獲数は前年同様雌5頭、雄39頭」「許可期間は3月下旬から5月上旬までの41日間」などとする2007年度の方針を示した。

 人材育成のための捕獲は、ヒグマ捕獲技術者の減少と高齢化が目立つ中、後継者を育成するのが目的で、これまでの「春季管理捕獲」に代わり導入した制度。道は同制度の実施を3年間行うことにしており、新年度が最終年度となる。

 幹事会では渡島管内の自治体の担当者、道猟友会代表者ら約40人が出席し、本年度の実施結果と、新年度の活動方針などが報告された。本年度の捕獲期間は06年3月21日から5月11日までの41日間。熟練者51人、初心者64人が狩猟を行い、道南地域(渡島・桧山全域と後志の一部を含む)で、雄6頭、雌1頭が捕獲された。

 道は後継者の育成が一定の効果を挙げていることから、新年度も人材育成のための捕獲を継続するとともに、ヒグマの出没や被害などの情報収集に重点を置き、「地図情報システム」「重点監視地区マップ」などの作成にも力を入れる。

 また、道猟友会から、暖冬の影響でヒグマの活動が早まることが予想されるため「解禁日を前倒しし、捕獲時期を延長してほしい」との要望が出された。

 道はこの後、桧山・後志地区協議会の幹事会を経て新年度の最終方針を決定する

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです