初春巴港賑/母子愛に喝さい

update 2007/2/19 22:55

 道南各界の名士が歌舞伎を演じる「初春巴港賑(はつはるともえのにぎわい)」第29回公演(実行委、函館市文化・スポーツ振興財団主催)が18日、市民会館大ホールで開かれた。今回は「母と子」をテーマに、約40人の市民役者が熱演。満員の観客は、人情味あふれる物語に大きな声援や拍手を送り、函館の初春の風物詩を楽しんだ。

 出演者は、行政、経済、文化、医療などの分野で活躍する人たち。場内からは仕事で見る時の顔との違いや、プロ顔負けの演技へ感心の声が上がり、母と子の親子愛の芝居に涙し、懸命さのあまりに発生するハプニングに笑いが起こっていた。

 井上博司市長ら5人の口上の後、戯曲「瞼(まぶた)の母」の幕が開いた。函館出身の演歌歌手高田ともえさんが、生き別れた母をさがす忠太郎役を務め、殺陣や、格好よく立ち去るシーンを演じた。

 恒例の「白浪五人男」に続き、最後の「どんどろ大師」では、尼僧の2人のアドリブを利かせた芝居を展開。函館子ども歌舞伎の佐藤菜月さん(函館北美原小2年)の、母をさがして一人旅をする娘の演技などに盛大な拍手が送られ、約3時間半の舞台の幕が閉じた。

提供 - 函館新聞社



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