桧山管内のラスパイレス指数 5年で4・4ポイント減少

update 2007/2/18 13:43

 【江差】桧山管内では2006年度、財政難や行財政改革の推進に伴い、自治体職員の給与水準を示すラスパイレス指数が02年度と比較し、全町平均(旧町の数値を含む)で4・4ポイント減少した。奥尻町では80%台まで低下。財政状況が厳しい町は、新年度以降も独自の給与削減措置を講じる方針で、低下傾向は今後も続きそうだ。

 同指数は、同等の職種や経歴に当たる国家公務員の給与額を100とし、地方公務員の給与額を比較して算出する。06年度の全道町村の平均は95・0%だった。

 02年度の管内10町平均(合併した旧北桧山、瀬棚、大成の3町、八雲町と合併した旧熊石町を含む)は96・53%だが、各町では行財政改革や財政難による給与削減が進んだ結果、06年度(せたな町を含む。旧熊石町を除く)には02年度比4・4ポイント減の92・13%に低下。全道平均を2・87ポイント下回った。

 町別に02年度と06年度を比較すると、02年度は99・7%と管内で唯一、全道平均を上回った江差町は、04―05年度と続いた給与削減に伴い、7ポイント減の92・7%。奥尻町は95・7%から9・3ポイント減り、管内で唯一90%台を割り込む86・4%になった。

 早くから財政健全化の取り組みを進めてきた厚沢部町は3・4ポイント減、乙部町は2・3ポイント減と下げ幅が小さく、今金町は増減ゼロだった。

 一方、江差町では、新年度にも追加措置として、今後3年間にわたり、基本給の2%削減を柱とする人件費削減について労使が合意。新年度は90%前後に低下する見通し。歳入減少や地方交付税の削減で、厳しい財政運営を余儀なくされている他町でも、新たな給与削減に向けた動きが予想され、国家公務員との格差はさらに広がる公算が大きい。

提供 - 函館新聞社



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