節目の年 子どもにスポット…12日に函館友の会が愛読者会 ひこばえ幼稚園長が講演

2008/9/3
 月刊誌「婦人之友」の読者でつくる函館友の会(竹中郁代総リーダー)は創立80周年を記念し、12日に函館市民会館(湯川町1)で愛読者会を開く。ひこばえ幼稚園長などを務める東京在住の小塩節さんの講演「子育ては一生」を企画。同会は「子どもを取り巻く環境が目まぐるしく変化する中、子どもの生きる力が育つために何が大切かを考えるきっかけにしたい」と来場を呼び掛けている。

 友の会は、日本初の女性ジャーナリストとして活躍した羽仁もと子さんを中心に、「婦人之友」を愛読する主婦が1930年につくった全国組織。函館友の会はこれに先駆け、28年に読者13人で発足し、現在の会員数は220人に上る。「婦人之友」を教科書代わりに、衣食住の工夫や子育てなど家庭生活全般について学び合い、会員以外も参加できる料理教室や家計簿講習会なども開講している。

 80年の節目を迎え、次代を担う子どもにスポットを当て、子育てに関する著書を多数出版している小塩さんを講演に招いた。当日は会場で創刊106年の「婦人之友」の歴史を振り返るパネル展「読者と歩んだ一世紀展」も開催する。竹中総リーダーは「先輩たちが培ってきた土台に感謝し、今後も『よい家庭がよい社会を作り出す』の信念のもと、みんなで学んだ生活の知恵を世に広めていきたい」と話している。

 午前10時―同11時45分(開場は同9時半)。入場料700円(当日券800円)。事前の予約で託児も受け付ける(託児料150円)。申し込みは同会TEL0138・59・3875(月・火・金曜の午前10時―午後3時)。

提供:函館新聞社

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