ブロッコリー 首都圏の食卓へ…乙部で出荷作業

2008/8/30
 【乙部】乙部町では首都圏に向けたブロッコリーの出荷作業が最盛期を迎えている。道外では8月に入り、相次ぐ集中豪雨などの影響でブロッコリーが品薄状態にあるが、天候に恵まれた町内では、8月に入ってブロッコリーがぐんぐんと成長。早朝から集出荷作業が急ピッチで行われている。

 町契約野菜生産出荷組合(林義秀組合長)によるブロッコリー栽培は4年目。本年度の栽培面積は約26ヘクタール。契約先の大手農産物卸売商社・ベジテック(東京)を通じて、首都圏のスーパーで店頭に並ぶ。

 まだ薄暗い早朝から、手作業で収穫されたみずみずしいブロッコリーは、姫川の集出荷施設に運ばれ、パート従業員の女性たちが丹念に品質をチェック。手際よく茎を切りそろえ、発泡スチロールの容器に納めて氷詰めに。そのまま保冷コンテナで首都圏に運ぶ。同組合を支援する町農林課は「栽培も4年目に入り品質も高まっています」と太鼓判を押す。

 檜山管内では本年度、新興作物として導入が進むブロッコリーの栽培が、奥尻町を除く6町で100ヘクタール規模に拡大。厚沢部町を中心とする60ヘクタール規模の栽培計画が始動したほか、2005年から栽培に取り組む乙部町でも栽培面積が拡大。北部の今金・せたな両町でも栽培が本格化している。

提供:函館新聞社

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