野菜ソムリエの女性4人「ベジフル函館」を発足

2008/8/29
 野菜や果物の知識を生かし、その特徴やおいしさを伝える民間資格「野菜ソムリエ」を持つ函館・北斗市内の有志4人が27日、「ベジフル函館」(川崎保江代表)を立ち上げた。異なる職種の有資格者や関心のある仲間を集め、イベントの企画などで活動の輪を広げたい考え。メンバーは「全国に誇れる道南の野菜や果物の魅力を伝え、地産地消の推進や食文化のレベルアップに貢献したい」と意気込んでいる。

 野菜ソムリエは、日本ベジタブル&フルーツマイスター協会(東京)が認定する「ベジタブル&フルーツマイスター」の通称。青果物の知識だけでなく、おいしさを引き出す調理方法や知識を分かりやすく伝えるコミュニケーション力を併せ持つスペシャリスト。ジュニアマイスター(初級)からシニアマイスター(上級)まで3段階あり、7月末現在、全国で約1万8000人、道内で約700人が資格を持つ。

 メンバーは函館市在住の青果店勤務川崎さん(43)、スーパー青果部担当横山五月さん(51)、管理栄養士松崎文子さん(55)、北斗市在住の家庭科教員齊藤縁(ゆかり)さん(46)でいずれもジュニアマイスター。松崎さんを通じて川崎さんと齊藤さんが知り合い、協会の紹介で横山さんが川崎さんに連絡を取り、4人がそろった。「ただ資格を持つだけでなく、知識を役立て活動の幅を広げられないか」と半年前から会の設立を検討していた。

 今後は調理会や産地見学会などのイベント開催、企業との商品開発を通じたまちおこしなど、資格を生かした活動を考えている。互いの資質向上に向けた勉強、資格取得を目指す人への協力もするという。メンバーは「野菜ソムリエを持つ人、これから資格を取りたい人、野菜・果物に興味がある人はぜひ仲間になって一緒に活動を」と呼び掛けている。

 問い合わせは川崎代表TEL0138・51・7960(午後3時―同6時)。

提供:函館新聞社

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