道新幹線・きょう北斗市新駅周辺の区画整理事業着手

2008/8/29
 【北斗】2015年の北海道新幹線・新函館駅(仮称)の開業に向け、北斗市は道の認可を受け、同駅周辺の土地区画整理事業の申請区画13・5ヘクタールについて、29日に同認可を公告し事業着手する。28日に市役所で開かれた第9回道新幹線建設促進及び地域振興等に関する調査特別委員会で、市側が19日に道認可を受けたことを報告し、29日を事業開始日と決め、本年度中の駅周辺空間検討委員会(仮称)設立など、市のスケジュールを明らかにした。

 区画整理は整備を必要とする区域について、土地所有者の減歩(所有地の一部提供)を求めて宅地の利用価値を高める措置。市は合計減歩率(56・1%)を含めた事業計画の内容、換地取得や市の買い取りについて土地所有者ら関係者に説明。意向調査も併せて行い、80人のうち、おおむね事業について理解を得た。ただ、減歩に反対する所有者もおり、市では今後も協議を進め理解を得る努力を続けるとともに、買い取る場合の財源を検討する見通し。

 この日は7月に設立した鉄道運輸機構とJR北海道、道、北斗市の4者で構成する新駅検討会を核とした組織図や市検討会の役割、新駅周辺の具体的な検討スケジュールについても確認した。

 市は独自に駅周辺空間整備の目標テーマや空間デザイン、コンセプトなどソフト面を学識経験者や関係行政機関らが検討する「駅周辺空間検討委員会」(仮称)を本年度内に設立するほか、次年度以降、駅前広場の実施設計案などハード部分の検討を行う「計画施設整備協議会」(仮称)を立ち上げる予定も示した。

提供:函館新聞社

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